皆さんこんちくわ😀
今回、紹介します本は徒然草です。
どうやらこの本は歴史的古典らしく、枕草子、方丈記と並び日本三大随筆と言われているようです。
学生の頃、国語の時間で習ったようですが全く記憶にございません(笑)
古典と聞くと、お堅く難しいんじゃないの?解読できる?と思いますがご安心ください。
この本のタイトルに眠れなくなるほどおもしろいとありますが、そのわけはこの難解な古典を現代語訳に変換してわかりやすく解説してくれていて、読者目線で丁寧に教えてくれるので古典のむずかしさは全く感じませんでした。
むしろ古典という殻をズル剥きにして、中身の美味しいところだけ頂く感じにしてもらったおかげで理解がより深まりました。
著者の板野博行さんほんとうにありがとうございます!最高です!
この無知な私でも楽しく読み進めることができました。
さて、まず始めにこの歴史的名著を書かれた人物はどんな人だったのでしょうか?
人物を簡単に紹介したいと思います。
兼好法師(けんこうほうし) 時代は鎌倉時代末期 1330年頃
当時は京都にある吉田神社で神官として勤めていたようですが、30歳ぐらいに突然の出家。
いろんな場所を転々としたあと、人里離れ、徒然草を書くわけですがその後40年、人とあまり関わることなく隠れて生活していたようです。
そんな中、兼好法師は脱サラして特にやることが無く、ヒマをもてあまして徒然草をかいたようです。
今で言うとニートの日記みたいなものなのか😅
しかしながら兼好法師はこの世の無常観を悟ったわけで、内容としては生きていくうえでの処世術、教えを残してくれているので大変勉強になりました。
その中でも印象深かったところを紹介していきたいと思います!
コアイザワールド的要約
時間をムダにしない生きかた
「暫くもこれなき時は、死人に同じ。物狂ひとも言へ、うつつなし情なしとも思へ。」
うん。
何言ってるか全然わかりません!笑
板野先生、解読願います!
「寸暇を惜しむ心のない人は、死人と同じだ。人から正気じゃないと思われても、自分にとって本当に大切なことをなすべきだ。」
なるほど。
もう少し深堀りしてみましょう。
「多くの人は明日死ぬなどと考えもせず、役に立たないことをやり、どうでもいい話をしたり、つまらないことを考えて大切な一日を空費する。それが重なって月日となり、ついには一生をむなしくおくってしまうのだ。空いた時間を惜しむ心のない人は、死人と同じだ。」
なかなか手厳しいことを言っている兼好法師ですが、言わんとしてることはよくわかります。
確かにもし、自分が明日死ぬとわかっていたら、今日という1日はものすごく、かけがえのないものになります。
だからこそ後悔のないよう毎日をただ何となく過ごすのではなく、限られた時間をいかに自分のために有効に使うか、そこが大切なところだと思います。
漠然と過ごしていては人生もったいない。あっという間に人生の終点です。
人からなんと思われようと変化を受け入れ、新しいことに挑戦していく姿勢を兼好法師は教えてくれているのではないかと感じます。
恥ずかしがらずひたすら続ける
兼好法師は何かのスキルを習得するにあたり大切なことを教えてくれています。
多くの人は何かのスキルを身に着けようと思ったとき、まだ下手な段階で人に知られたくないので、まずこっそり練習して上手になってから人前で披露しようとすることがある。
そんな人に兼好法師はこう言います。
「かく言ふ人、一芸も習ひ得ることなし。」
うーむ・・・
先生!解読を!
「こういう人は一つの芸も習得できないのだ。」
「こそこそ練習していないで、こういう時はスキルを持っている人に素直に聞いたほうが上達も早いし、スキルの習得も容易になる。」
いやー自分もけっこうあるかもしれない。
できるだけ恥をかきたくないから、こっそり調べて、いかにも知っているかのように振る舞ってしまうこと。あるあるです。
結局、上辺だけ知っていても中身が無いから深い話もできないし、実践となるともうお手上げ状態。
こんな時は恥ずかしがらず、知らないことは知らないと言い、達人の懐に飛び込み、教えを乞いましょう。
「スキルを習得しようと思ったら、まだ未熟なときから、上手な人の中に交じって、馬鹿にされようと、笑われようと、恥ずかしがらず平気ですごして稽古をし続けるべきだ。」
まとめ
時間が押してしまってすみませんがこの辺で・・・
簡単な紹介で済ませてしまいましたが、他にもたくさん参考になる教えがありますので、ぜひご一読ください。
今回、紹介した徒然草は普段あまり本を読まないかたも楽しく読めるのではないかなぁと思います。
今年は一年いろんなことがありました。ブログも開設できてそれを継続できていること、
と同時に少し自分のなかに少し思考の変化があったように思えます。
考え方の幅が広がったというか、柔軟になったというか・・・よくはわかりませんが自分らしく在るということの大切さは読書を通じて学べていると思います。
このブログを読んでくださっているかた、本当にありがとうございます。
また来年も継続していきたいと思います。
よいお年を!

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