今回紹介します本は「私は組長の息子でした」です。
タイトル名に惹かれ、おもしろいであろうと感じ、即買いしました。(笑)
一般人からしたら決して見ることのない裏社会の実態を、この本を通じて見ることができ、ヤクザの世界を感じることができます。
おもしろい内容だったのでおススメの一冊です。
こんな方におススメ
- 裏社会のことを知りたい
- アウトローな生き方に興味がある
- ヤクザになりたい(この本を読んでから決めたほうがいいです)
結論
ヤクザの世界ではメンツが大切であり、そのために見栄を張ることはとても重要。
反社会的組織でありながらも以外と地元住民とはWin-Winの関係を築いています。
子供は親がヤクザでも道を外れることなく、一般人として生活できる。(命は狙われますが)
コアイザワールド的要約
著者の若井さんは現在50代、一般企業に勤める会社員であります。
見ためは普通でどこにでもいる年相応の男性でありますが、そんな彼には人を驚かせるものがあります。
それは彼が組長の息子であるということです。
現在は上京して関東圏に暮らしているようですが、もともとは西日本の地方都市に組長(父)の事務所があり、そこで暮らしていました。
20~30年前はかなり名の知れた組で、誰もが一度は聞いたことがあり裏社会では有名な組織であったようです。
そして、組長と息子という切っても切れない親子関係、そんな特殊な環境で育った彼がヤクザをどのように見ていたのでしょうか?
私はヤクザと聞くと反社会的、暴力的で怖いイメージがありますが著者の若井さんのヤクザに対するイメージは少し違うようです。
確かに暴力的な面もありますが、若井さんは子供の頃から、父の組事務所に顔をだし、そこで組員達と遊んだり、話をしながら過ごした経験があり、決して怖い一面だけではないということです。
若井さんは組員達と過ごしながら様々な経験をしました。例えば、お年玉は組員全員から貰え、その額は新卒の年収ぐらい貰えます。
マジ裏山(笑)
組長(父)は息子のために通学路をアスファルト舗装してあげたり、息子の通っている学校に最新の放送設備を寄与したりとお金の使いかたは豪快でした。

地元住民の反応はどうだったのかというと、地域のためにお金を落としてくれるヤクザ達は煙たがれることなく、むしろ友好的であったようです。
とは言え、そこは反社会組織ということもあり、彼らのシノギ(収入源)は法律ギリギリか完全アウトなものでした。
組長の組織は主に賭博で稼いでいて、多いときは億の金が動くためヤクザの資金源としてかなりの収入があったようです。
そんな彼らの生活はシノギからはじまり、敵対組織から命を狙われたりと息をつく暇がありません。
カチコミ騒動、薬物に手を出した組員の末路、そしてカーチェイスなど本書では過激なエピソードが紹介されています。
そして、若井さんはどうして上京することになったのか、組長と組員はどうなったのか・・・・

あまり紹介しすぎると面白くなくなってしまうのでこの辺にしておきます。
まとめ
今回読んだ本はスラスラと読みやすく、映画を見ているような感覚で一気に読めてしまいました。
そして、テーマがヤクザということもあり、その内容はあまりオープンにできるものではありませんが、平凡な人生とはかけ離れた生きかたをしている人たちだなと思います。
そんな彼らの人生は一般人とは違い、法律的にはアウトですが勇気のある生きかたであり、自分の命を懸けて人生歩んでいるように思えます。
自分の生死を意識することは大切であり、明日は生きているという保証はどこにもありません。
だからこそ今を生きることの大切さを教えてくれた本でした。
私はヤクザに憧れているわけではありませんが、任侠映画やヤクザゲームは好んで見ます。
その中でも龍が如くというゲームに登場するヤクザのセリフが最高なので貼っておきます。(笑)
最後まで読んでくださいまして、ありがとうございました😊
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